STORY ポンプのお話
ポンプの軸シールについて
その他の補助手段
a)エキスターナルフラッシング(外部注水)
シングルメカニカルシールで、ポンプ液中に固形物が多い場合や、特に腐食性が強い場合は、外部からポンプ液に混じってもよい、きれいな液をフラッシュしポンプ液がメカシールに近づくのを防ぎます。 注水量を少なくしたい時;スロートブッシュ(非接触でカーボン、テフロン材料)極小量にしたい時;リツプシール(接触して、材料はテフロン)
b)クエンチング
メカシールは常に取り扱い液が極微量漏れるものと考えておく必要があります。この漏れ液の毒性や引火性が強い場合、液の蒸気圧が高くシール面がドライとなる場合などは、補助グランド、カーボンブッシュ、リップシールなどを設けて注水し洗い流しと冷却をします。
c)セルフフラツシングプラン
吐出側のポンプ圧力から、外部配管で液を取り出しストレーナーやサイクロンセパレーターを設けて、液中の固形物を取り除きメカシールにフラッシュする方法があります。液温度が高い場合は、メカシールの摺動面の温度が高くなりドライとなるのを防ぐ為、シールクーラーを設けて冷却します。